当塾では、設立当時からいわゆるICT、AIを使った教材を駆使しております。
「これ言うと誤解されるので言っちゃあダメ」って、その教材会社から言われていました。
デジタル機器で教材に向かわせて、自習させてはい終わり。全然教えてくれないじゃない。そんなの塾とは言わない、なんて言われますよ、って。
でも当塾は、最初からずっとICT教材を使った授業をやっていると言っています。
絶対にこの方が「学習効率がいいから」です。
もちろん教えることもしますがね。まずわかってくれぬといけないし。質問して来たらしっかりお応えしますし、わからなそうにしてたらしっかり声掛けもします。けどね…。
所詮、勉強は定着させた知識をいかに使えるようになるか、なのですね。
知識を定着させる=教えられた事を頭にインプット。これは間違いないです。でもそれだけじゃあ、絶対に成績は上がりません。
「デジタル機器で教材に向かわせて、自習させてはい終わり。全然教えてくれないじゃない」なんて言う人は、そこを誤解してるのですね。教えられたら成績が上がるんじゃないんです。
いわゆるアウトプット。問題をどんどん解いて、定着させた知識をいかに使えるようになるか、なんですね。
それがテストというもので、テストで点を取らないと成績は上がらないのです。
知識を定着させる労力は、せいぜい3割。あとの7割はひたすら問題を解くのです。いや人によっては2:8でもいいくらい。解いてて、あれ?ここの知識不足してる、となれば、そこの知識を入れ直せばいいだけ。そこの声掛けも大事です。
と考えるとね、それぞれの人が教えてるとその人によって教える差が出たりするし、そこに労力を使うというのがすごく効率が悪くなるんですね。
ICTを利用したら講師が要らないとかいう人がいますが、そうじゃなくて、そうしないと効率が悪いんですよ。
ICTで充分、という訳です。
大事なのはここから。
アウトプットがものすごく大事でそこに労力をかけたい。それが成績を伸ばすいちばんの「勉強」です。それには、アウトプットしたのをどう評価して、どう生徒を変化させるか。変化=成長です。人を変えることができるのは「人」だけです。そこに人の労力をかけるべきなんです。
要はアウトプットをより効果的にするには、結局はモチベーションなんですね。モチベーションアップさせるには、
プロのコーチでないと無理なんですよ。教えたがりの人「ティーチャー」ではダメなんです。
塾は究極のアナログビジネスです。いかにデジタル技術が発展しようとも、生徒の心に火をつけ、内なるモチベーションを高めることはできません。私には無人塾…コインランドリーのように、「お金を入れると学習できる機器が揃っている塾」が成立するとは思えません。当たり前の話です。
だからこそ、時には大声で怒り倒せる「熱血先生」が必要だと思うのです。
叱る?いや、怒るのですよ。甘っちょろい事を言ってて「人」が成長しますかね。