当塾の名物「宿題やってしまおう会」。
今年も各方面から問い合わせなどが来ました。
そんな中、「宿題はやっつけ仕事に出すワケじゃない。サッサと済ませりゃいいもんじゃない。少しずつきっちりやらないと何のための宿題か」
などと言うご意見を頂戴致しました。
う~ん、そのご指摘自体、ちょっと違う気がするんですよね。
確かに学校の宿題は、先生たちが少なくともこれは夏休みの間にマスターしてほしいとか、しっかりできるようになっておいてほしい、などと考えられて出されたものです。しかも全員平等に出されるのです。従ってとても重要なのですね。全員に当て嵌まるもの、それを基本と言います。
つまり宿題は、いわば基礎の基礎。土台となるものなのです。
でもちょっと待って。
全員が全員同じ能力という訳ではないし、その個人によってつまづいてる所も理解度も全く違うはずです。
中にはすべて理解できてて、ドンドン次のステージへ行きたい子もいます。
そういうのは、全員に平等なことをしておけばそれで解消されるのでしょうか…?
本当にその子自身がやるべき課題は、もちろん其々違って当たり前なのですね。
例えば、文字式を集中的にとか、英語の長文をしっかり読めるようにとか、歴史の中世の部分がアタマに入ってなくて…とか。
ゆえに当塾では、その重要な宿題を先にしっかりやり終えるために、「宿題やってしまおう会」を開催しております。
そんな重要な皆が最低やっておくべき基本は、まず最初にしっかりとやり終えて学習の土台を作成、あるいは再確認し、
その上で夏休みという授業のないとんでもなく貴重な時間を、本当にその本人がやらねばならぬ課題にシッカリ使って貰おう、というのがその意図です。
宿題が早く終わってると後々がラク、というご指摘もありますが、それは当塾本来の狙いではありません。
前述のように、宿題はそんなものじゃないからです。
もちろんこういうのは全員に周知徹底しております。
だから当塾生は当然のように、夏が終われば格段に成績を上げてくるのです。