日本の社会は、幼い頃から正解を求められることが多いのです。
授業でも正解以外はすべて「間違い」とされてきますから、常に正解を求める癖がつき、わからないと「間違い」を指摘されたくないので人に頼り、自分で考えることをやめてしまいます。
「思考停止」です。子どもがしっかり考えるようになるために、親ができることをお伝えします。
色々尋ねてきたら、すぐに答えをあげるのではなく、調べてごらん、考えてみたら?と促すことはとても大切です。
家庭教育アドバイス…「家こそ考える習慣を身につける場」
自ら主体的に考え、能動的に学ぶ、という「アクティブラーニング」が言われるようになって早8年。学校や社会ではまだ「考える力」を十分に育むことはできていない状態です。ならば、「家庭」で考える力を育みましょう。普段の家庭での会話をちょっと意識的に変えることで十分に育ちます。
留意点は…
1.子どもの話を途中で遮らない
子どもの話がわかりにくかったら、促すための質問や相槌をして、最後まで話をさせること。
2.自分の意見に責任を持たせる
自分の意見をすぐに他人に合わせたり、変えたりするのではなく、まずは自分の意見を大切にさせ、それでも変えたいのならば、なぜそう思ったのかを考え、表現させましょう。
3.自分の気持ちを表現させる
日本では、自分の気持ちを抑えて、相手やその場の雰囲気に合わせることが少なくありません。それでは自分の意見を持たなくなるのも当然です。
「人と違う意見を持っている」ことは当たり前で、そうした意見を、子どもが自信を持って表現できる雰囲気を作りましょう。表現することはコミュニケーションをとる上で大切だ、ということを伝えてくださいましたら。
実はこれ、当塾ではスタンダードになってる事なのですね。