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指導者をしていて思うこと

私は野球の指導者もしています。もちろん塾では塾長という指導者です。

そこで常に思うこと。

 

要は「その子の本来の力を発揮させられているか」。

人間ってなかなかそのシーンで100%以上の力を発揮する、というのはそう簡単ではありません。

 

まず、「思い込み」という超巨大な邪魔者がいます。

勉強はイヤなものだ、嫌い、から始まって。

例えば、周りからバカににされて「自分はバカだ」と思っていた子を、少し思い込みを解いて「自分は決してそんなにバカではない」と思わせただけで、20点だった数学が80点になったのです。

私はただ、その子の思い込みを解いただけです。

 

また、勉強の指導で時々あるのが子どもの眠気との戦いですが、

私もそうでしたが、眠気があると途端に集中できなくなります。生徒も眠いと解けない問題が増えて結果は思わしくないです。

ですが、頭が冴えているとスイスイと問題を解いて行きます。それは「勉強法」と言う問題ではなく、「体調管理の問題」です。

睡眠時間を充分に確保して、食べ物にも気をつけるだけでも、頭は冴えます。子どもが集中するとびっきりするような力を発揮するです。

子どもが遊んでいて、夢中になっていると時間を忘れるように、勉強もそんな形に持って行ければ、成績も上がってきます。

以前中学生の野球指導をしてた際、自分たちから「もっと練習したい。帰るのはイヤだ」と言ってきた事がありました。もちろんそのチームの実力は飛躍的に上がりました。

 

だから「どうやって教えるのか」ではなく「どうやって力を発揮させるのか」と考えるとまた違った結果になるのですね。

どんな子も自分の最大の力を発揮したいので、そうなると自分から訊いてくるようになります。自分から訊くのだからやらないはずがありません。

 

これは野球でも一緒で、どう教えるかより、どう力を発揮させるか、これに重点を置く指導者は、やっぱり言葉の使い方も違うし、選手からの信用度も違います。

しかしねぇ…、大概すぐ教えたがるのですよね。