さる高校の塾対象説明会で聞いたお話の一つに、こんなのがありました。
「いまの中学生の46%が、将来を不安に思っている」と。
へぇ~、いやまあ、将来が不安なんて、そりゃ不安じゃない将来なぞあるんかいな、って思いますが、何のこっちゃろなと聞いていると、
「大人の姿を見ていると、みんな疲れたように見え、楽しくなさそう。つらい毎日で将来が見えないっていう感じ。私も将来大人になったら、こんな楽しくない毎日が待ってるのかなぁ…」
中学生の46%は、こんな事を思ってるそうです、というお話。
不安の原因が「大人の姿」だなんて、なんかちょっとイヤな指摘ですよねぇ。
そういやあ私が中学生の時、周囲の大人の姿に愕然としたことも何度かあったなあ、なんて思い出しました。
もちろんカッコいいなあと思う大人も居ましたよ。
色々なご意見あると思いますが、少なくとも大人の誰かが、大人になったらこういう事を目指したいとか、こういう人になりたいとか、そういうのを示してやるのも我々大人の仕事ではないかと、なんかそう思えてきたのですね。
不安の原因が「大人の姿」だと言われる事自体、悲しいじゃないですか。
でもアカン所もあって人間です。それも見せていい所はあるでしょう。程度やバランスの問題でしょうけど。
けど少なくとも、疲れたような恰好をずっと見せ続けるのは、大人として罪悪なのではないかと思うのです。
カッコイイ大人、我々も目指していかねば、なんて思った次第でした。