挨拶や礼儀って、とても大事!という風に理解されている方も多いと思います。
なかには、塾は勉強だけ教えてくれたらいい、なんて方もいらっしゃるかもしれませんが、
勉強して成績良くなっても、「人間力」がないと大人になった際にとっても困る事になります。
先日、我がチームの練習試合に、もう90歳近くになられた野球界の重鎮が見に来てくださいました。
まあ野球界狭しと言えども、誰がその名を聞いても、ほぼ皆さんご存じだろう、という方です。
90近い重鎮ですが、私などが近づいても、挨拶をして下さるんですね。
こちらが恐縮してしまうのですが、ちゃんと帽子をとって、ですよ。
たぶんあちらは私のことなど全くご存じないと思いますし、あちらからしたら息子くらいの年の、「ガキんちょ」です。
それでも、私などのような者にもきちんと挨拶して下さるんですね。
「実るほど こうべを垂れる 稲穂かな」
本当にその句を実感させられました。そして、やっぱり気持ちいい。
敬語を話せない、話さなくていい、というのがいつからそうなったのか…。時代錯誤?そうですかねぇ。
世間がそうなったとはとても思えません。
勉強して成績が良くなれば、礼儀とかカンケーない?
冒頭に言ったように、何かを成そうとするとかより向上を目指そうとするなら、絶対的に人間力は必要不可欠です。
人間社会の基本となる、挨拶や礼儀が出来ずにそういうものを望めるとは、とても思えません。