さる本を読んでいると、面白いことが書いてありました。
貯金でもダイエットでも仕事でも、「頑張ったら、いい結果は出ない」のだそうです。
ちょっとビックリ。
なんでやろ?と読み進めると、いい結果を出すには3つポイントがあると。
①:意志の力に頼らない
もちろん、頑張る事が悪いことのはずはありません。ただ、人は一時的には頑張れても、続かないのです。「意志の力は、使えば減っていくガソリンのようなものである」のだそうです。なるほど…。
②:小さな目標を立てる
「よっしゃ、頑張るぞ!」と毎日気張らなくてもいい結果を出すには、ほんのちょっとした簡単なことを目標にして取り組むのですね。
腕立て伏せ10回だけ1日にやっていこう、とか、1日5分だけ英語の教科書を訳してみよう、とか、100円だけ毎日貯金していこう、とか。
どれだけ疲れてても、これなら簡単という事で続けられる目標ですね。
「本当に、これでいいの?」と不安になるくらい小さなことからスタートするのが、結果を出すための重要なカギを握っているのです。
③:自動化するまで、ひたすら繰り返す
そういった、ばかばかしいくらい小さな行動をひたすら繰り返すことです。
簡単にできる事ですから、繰り返すのはそんなに苦痛ではありません。
それが無意識に「やっている」状態になったらシメたもの。歯磨きやお風呂に入るのもそうだったのでは?
このように、人間の脳は繰り返しやっていることを自動化プログラムにする特性があり、人は自分自身を自動操縦モードにすることができるのです。
意志の力を使わず、ばかばかしいくらい小さな行動を繰り返し、自動化する。1回1回は小さな行動の結果でも、それが積み重なって、ふと気がついた時には、自分でも驚くほど大きな結果につながっているものですね。
毎日100円ずつ貯金したら、1年で36,500円!
それが成功体験として自信につながったら、もっと素晴らしい。「あれ?あんた、いつの間にかできてるやん!」この声掛け一言で、その子はその瞬間から全く変わるかもしれません。