今までそれほど勉強して来なかった人が、「よし!」と思い出してやり出すと、
一体いつくらいに結果が表れるようになるのでしょうか…。
これ、すぐ現れる人がいます。ごく稀に。でも1,000人に一人もいませんね。
大概は、最初の3~4か月は低空飛行になります。そりゃそう簡単に良い結果など出るなら、誰も苦労なぞいたしません。
3~4か月、もがき、足掻き、苦しむのですわ。
全然結果が変わらんやんと思って焦り出して、コロコロやり方を変えたり。これ、ダメですよ。
子供が言葉をしゃべり出すのって、突然ですよね。最初はアーアーとかブーブーとか。
でカタコトが幾日か続いてて、ある日突然言葉をしゃべり出す。
あとはなし崩し的にドドドーッと言葉の雨嵐(笑)。
洞窟に迷い込んだ時に、ジッとしてると何も状況は変わらないんですが、色々工夫して歩いているうちに、ある日突然光が見えてくる。光が見えると見えた方向にドンドン突き進んだらいい。
成績が上がってくるのって、そういうのに似てますかね。
勉強し出して知識を入れてると、知識同士が繋がってくるんですね。そして「カン」というものが出来てくる。
この「カン」が大事で、これは蓄積・経験がないとなかなか出来てきません。
ごく稀に先天性の人もいますが、努力せんでも足が速いとかいうのと一緒です。そういう人はやったらすぐ成績上がりますね。ゆえにごく稀。
今回、我が中3塾生、こぞって実力テスト+50点、+70点と上げてきました。
低空飛行時はそりゃ色々とアドバイスしましたが、「焦るなよ!結果は正直なもんや。一生懸命この通りやってたら、絶対時は来る!」と口酸っぱく言うてました。
ひたすら、「信じてやれる限りのことをやってみよ」と。
来ましたねえ…!
しかし、一番大事なのは「何を信じるか」。何に「ピン!」と来るか。信じられるものを見つけること。
これは、もう出会いですね。出会う努力とも言いますかね。こっちの方がはるかに難しいですよね。
小中学生と、そして保護者の皆様とも、「いい出会い」をしたいものです。